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この記事は、2023年11月14日に更新しました。

答はYESです。

何も難しい話ではなく、誰もが思いつく方法です。
それは、国家試験が終わった直後に中古で購入するという方法です。

「なんだ、そんなことか」

などとがっかりしないでください。
ひと昔前と比べて、今はオークションやフリーマーケットのサイト・アプリが充実していて、だいぶサイフ事情に優しい裏道があります。

現在、医師国家試験はバレンタインデーの時期に行われています。
その後、受験生は試験勉強から解放されて、社会人になるまでの束の間の休息を楽しみます。
そして3月になれば研修医として新天地に向かっていきます。
その時期になにがあるかというと・・・。

そうです、引っ越しです。

引っ越しの際に余分な荷物は減らさなければなりません。

いらない書籍を、BOOK-OFFのような大手の中本屋に売る方も多いのですが、最近はオークション系のアプリで売却する方が増えてきています。
自分が売却価格を決められることが人気の理由でしょう。
(マンガばかり扱う店に医学書を持って行っても、きちんと鑑定してくれませんよね。)

有名なアプリといえばメルカリでしょう。
試しに『クエスチョンバンク』で検索してみると・・・

こんな感じですね。

クエスチョンバンクvol.1の定価が1万2000円くらい(vol.2以降も同じ値段)であることを考えると、vol.1～vol.5まで揃って3万円未満というのは、非常にお買い得だと思います。

もっと下にスクロールしてみると・・・

年度が古くなればセットでも2000円台というのがザラにあります。

総合内科専門医試験対策の場合は、あくまでも基礎固めのために国試対策用の教材を用いているに過ぎませんから、必ずしも最新の年度版のものでなくても構わないと思います(流石に4年以上昔のものは避けた方が良い気がしますが)。
学内の進級試験問題の参考資料として取り寄せるのも十分にアリではないでしょうか。

この方法についてですが、これから国家試験を受験しようとしている医学生の場合、古い問題集は避けた方が良いです。
やはり国家試験対策は最新の教材で臨むべきですから。

逆に2～4年生で国家試験の先取り勉強をしたい方にはおススメの方法です。
CBT対策に四苦八苦する学生をよく見かけますが、CBTなどは基本中の基本しか問われないのですから、最新版のクエスチョンバンクで取り組む必要はありません。

具体的にいえば、CBTは「冠動脈の主要な血管は？」「冠動脈CTの画像が出て、右冠動脈はどれか」といった内容ばかりです。

年度が変わろうと、揺るぎようのない基礎的な部分ばかりを問うてくるのがCBTなのです。逆に、CBTすら合格できないような知識レベルでは、実習目的で病棟の現場を歩く資格はありません。

なお、本コンテンツと連動させて、本を売る場合の記事も掲載しました。
よろしければこちらのサイトもご参照ください☞『必見！使わなくなった参考書や問題集を処分する3つの方法』