熱中症診療 -診断と治療-

問1 熱中症の疫学について、誤っているものをえらべ。

a) 好発時間帯は12時から15時である。

b) 発症時期は梅雨明けの7月中旬から8月上旬とされる。

c) 女性に多い。

d) 高齢者では屋内での非労作性の発症例が多い。

e) 高温多湿な環境で発症しやすい。
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問2 高齢者の熱中症のリスク因子として、適切ではないものをえらべ。

a) 子や孫と同居している。

b) 降圧薬の内服歴

c) 利尿薬の内服歴

d) 糖尿病の既往

e) 認知症の既往
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問3 日常生活で熱中症を発症しうる乾球温度(気温)はどれか。

a) 31℃

b) 28℃

c) 24℃

d) 20℃

e) 15℃
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問4 熱中症のうち、最も重症のものはどれか。

a) 熱失神

b) 熱痙攣

c) 熱疲労

d) 熱射病
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問5 熱射病の古典的三徴ではないものを二つえらべ。

a) 口渇感

b) 意識障害

c) 体温40℃以上

d) 発汗停止

e) めまい
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問6 熱中症の症状として非典型的なものをえらべ。

a) 生あくび

b) 胸痛

c) 筋肉痛

d) せん妄

e) 頭痛
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問7 熱中症診断について誤っているものをえらべ。

a) 熱中症Ⅰ度とは、現場での処置で対応可能な状態である。

b) 熱中症Ⅱ度とは、従来の熱疲労に相当し、医療機関への受診を要する。

c) 熱中症Ⅲ度で血液凝固異常を来たすことがある。

d) 血中CK値が高値でなければ、熱射病は否定できる。

e) 発汗の程度は短時間で変化するため、経時的な観察が必要である。
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問8 以下のうち、熱中症への経口補水液を選ぶ上で最も重要な要素はどれか。

a) カリウム

b) ブドウ糖

c) マグネシウム

d) ナトリウム

e) クエン酸
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問9 経口補水液の自作レシピはどれか。

a) 1Lの水に0.5gの食塩と、小さじ1杯の砂糖を加える。

b) 1L の水に1~2gの食塩と、大さじ2~4 杯の砂糖を加える。

c) 1Lの水に1~2gの食塩と、大さじ8~10杯の砂糖を加える。

d) 1Lの水に6gの食塩と、大さじ2~4杯の砂糖を加える。

e) 1Lの水に6gの食塩と、大さじ8~10杯の砂糖を加える。
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問10 熱中症患者への冷却法について、正しいものをえらべ。

a) 血管内冷却カテーテル法が最も有効である。

b) 冷却は緩徐に行う。

c) 四肢に水を噴霧して、風で仰ぐ蒸散冷却が有効である。

d) アセトアミノフェンなどで薬物的な解熱を図る。

e) ゲルパッドでの体表冷却が有効である。
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問11 非労作性熱中症(古典的熱中症)として誤っているものをえらべ。

a) 屋内発症

b) 高齢者に多い

c) 予後不良である

d) 数時間で発症する

e) 基礎疾患を有していることが多い
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問12 熱中症の後遺症として、考えにくいものをえらべ。

a) パーキンソン症状

b) 小脳失調

c) 慢性腎不全

d) 短期記憶障害

e) DIC
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