ST上昇型心筋梗塞症について-2013年版-

問1 心室頻拍時の電解質補正としてclassⅠに挙げられるものを二つ選べ。 a) 血清カリウム >3.0mEq/L b) 血清カリウム >4.0mEq/L c) 血清マグネシウム >2.0mg/dL d) 血清マグネシウム >3.0mg/dL e) 血清マグネシウム >4.0mg/dL 解答を読む


問2 心室細動・心室頻拍時の対応として適切なものを選べ。 a) QT延長を伴った例にニフェカラントを通常量で使用した。 b) 多形性持続性VTに対して同期下電気ショックを100Jで行った。 c) リドカインの使用はclassⅠである。 d) Vfの場合、少なくとも一回の非同期下電気ショックを行う。 e) 2分間のCPRでVf、無脈性VTが改善しなければアドレナリン0.5mgを使用する。 VT:心室頻拍、Vf:心室細動、CPR:心肺蘇生法 解答を読む


問3 STEMI後に出現した不整脈について適切なものをえらべ。 a) 促進性心室固有調律に対して抗不整脈薬を使用した。 b) 心房粗動を合併した際の同期下電気ショックは50-100Jで行う。 c) 心房細動を合併した際にⅠc抗不整脈薬を使用した。 d) リエントリー性上室性不整脈を合併した時、ATP製剤は1回しか使えない。 e) Ⅰ°房室ブロックに左軸偏位を伴った例に対して一時的ペースメーカを挿入した。 解答を読む


問4 梗塞後心膜炎に対する処置として誤っているものをえらべ。 a) 高容量アスピリンを用いた。 b) アスピリン無効例に対しアセトアミノフェンを用いた。 c) 難治性の場合にコルチコステロイドを用いた。 d) 鎮痛目的でNSAIDSを用いた。 e) 鎮痛目的でイブプロフェンを用いた。 解答を読む


問5 梗塞サイズの検証に関して誤っているものをえらべ。 a) 心電図では梗塞サイズは判らない。 b) 気絶心筋の診断のためにI123-BMIPPシンチが用いられる。 c) 心機能、壁運動評価目的でシネMRIが用いられる。 d) 梗塞巣の描出目的でガドリニウムMRI(LGE-MRI)が用いられる。 e) 定時の心筋バイオマーカーが用いられる。 解答を読む


 

問6 血栓溶解療法について正しいものを一つえらべ。 a) 症状が消失し、発症から24時間以上が経過した症例に用いる。 b) 後壁梗塞が除外された非ST上昇型心筋梗塞に用いる。 c) 発症12時間以内の純後壁梗塞に用いるのはclassⅡbである。 d) 発症12時間以内で新規左脚ブロックが認められる80歳未満の症例に用いる。 e) 発症24時間以内で、虚血症状とST上昇が遷延した症例に用いるのはclassⅡaである。 解答を読む


問7 ST症状型心筋梗塞(STEMI)へのPrimary PCI(緊急での経皮的冠動脈形成術)について正しいものを二つえらべ。 a) 発症12時間以上経過した症例には適応が無い。 b) 心不全合併例には適応が無い。 c) 血栓溶解療法を始めるまでの時間と、primary PCIを始めるまでの時間差が1時間以内ならばclassⅠである。 d) First medical contact(またはdoor-to-balloon time)は120分以内が望ましい。 e) 発症から24時間以内で血行動態が不安定な例に行うのはclassⅡaである。 解答を読む


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