この記事は、2022年11月10日に更新しました。
使わなくなった参考書や問題集、みんなどうしてる??
-1. メディカルマイスター
-2. 専門書アカデミー
-3. BOOK RIVER
-4. 医学書買取レスキュー
-5. ブックマニア
-6. レボブックストア
-7. m3のキャンペーンを利用する
Ⅱ. ブックオフなどの大手古本屋に依頼!
Ⅲ. オークションに出品!
-1. メルカリの場合
-2. ヤフオクの場合
Ⅳ. まとめ
皆さんは、もう使わなくなった参考書や問題集をどうされていますか?
筆者は、長らく本棚に陳列させっぱなしにして、ホコリに埋もれさせていました。
特にクエスチョンバンクや専門医試験の過去問のような問題集は、つい処分を忘れがちなのです。
試験が終わった後はまず使わないのに何故??
それは、試験直後にすぐ採点結果が出るわけではないからだと思います。
合否が定かでない内は、「もしも落ちてたら来年も使うだろう」と考えて、多くの人はすぐに問題集を手放さないのです。
ただでさえ試験後の解放感に浸っている上に、日々の診療に追われてしまい、合否が出た後もつい問題集を置きっぱなしにしてしまうのです。
ですが、実はそれって、すごく勿体ないんです。
Ⅰ.買い取り専門業者に依頼!
一番のおススメは、専門書の買い取り業者に売却することです。
古本を売却された経験のある方ならごぞんじだと思いますが、
『使用済み感の残る本は売れない』
のが常識です。
一方で、医師が医学書を手放すときというのは、徹底的に使用したあと、というのがほとんどです。
代表的なものが資格試験の際に用いる教材でしょう。
下線が引かれてあったり、ペンで加筆されていれば、引き取り困難とされる場合もあります。
ところが、医学書は高額、かつ貴重な専門書なものでもあります。
専門業者がみれば、たとえ中古本になってもまだ価値があるかどうかが鑑定できるのです。
本の整理の際に、だまって捨ててしまう前に、いちど査定を検討してみてはいかがでしょうか?
「メディカルマイスター」は、株式会社ブックスドリームの運営する医学書専門の買い取り業者です。
初版から3か月以内:定価の30%、半年以内:低下の20%、1年以内:低下の15%を保証しています。
1年以内の中古本に対して15%価格を保証しているサイトは、この「メディカルマイスター」と、つぎの「専門書アカデミー」だけです。
Google検索でいつも上位にランクインしており、たびたび高額買取強化月間を開催するなど、もっとも人気の高い業者でしょう。
サイトの内容も詳細で規模が大きく、他社より一歩抜きんでた印象があります。
-2. 専門書アカデミー
「専門書アカデミー」は、「メディカルマイスターの姉妹サイト」であり、運営母体は同じブックスドリーム社です。
より幅広いジャンルの専門書の買い取りを行っており、「医学書以外の本もまとめて売りたい」という場合に有効です。
また、
「本のカバーを無くした」
「箱を紛失した」
という書籍まで買い取ってくれます。
●初版から1年以内なら「メディカルマイスター」
●年数の経った古い本なら、他ジャンルの書籍もふくめて「専門書アカデミー」
というように使いわけてみてもよいかもしれません。
なお、こちらのサイトが非常にリアルな買取体験談ですので、参考になると思います。
-3. BOOK RIVER
「BOOK RIVER」は、とにかく査定がはやいのが特徴です。
サイトにセルフ査定のサービスが実装されているのは「BOOK RIVER」くらいのものです。
人気商品の場合は定価の50%で買い取ってくれるのも魅力的ですし、 医学書以外の一般書籍の買い取りにも応じてくれます。
この手の買い取り業者を比較する際には、査定のはやさがモノをいいます。
まずは、この「BOOK RIVER」で事前査定の価格を出してみてから、他の業者の査定と比べてみてもよいかもしれません。
-4. 医学書買取レスキュー
「医学書買取レスキュー」は、初版から1年以内の医学書を定価の10%で買い取ってくれます。
「ん?メディカルマイスターのほうが高額じゃないか」
と思われるかもしれません。
単純にくらべればそのとおりなのですが、「医学書買取レスキュー」の最大の特長は、 「5冊以上で送料無料」 という点です。
ほかのサイトは、「10冊以上で送料無料」としていますが、よくかんがえてみると、発売から3か月や半年以内に、10冊も医学書を読めるかというと、なかなか厳しいものがあります。
「サッと読んで、サッと売る」 というスタイルの方にもっともぴったりの買い取り業者といえるでしょう。
-5. ブックマニア
「ブックマニア」は、GEEKS株式会社の運営する買取業者です。
Amazonマケプレアワード2016を受賞しており、信頼性の高い買取業者といえます。
医学書以外にも、漫画やゲーム、DVD、スマホやタブレットなども買い取っているようです。
蔵書整理のタイミングとして、”転居”がきっかけになる方も多いのでは?
”転居”の際には、医学書以外にもたくさんの不要な本などがでてきます。 一度に処分してスッキリさせてしまいたい、という方にとっては、この「ブックマニア」がベストな選択肢となるでしょう。
-6. レボブックストア
「レボブックストア」は、福井県にある買取業者です。
この業者の特長は 「ISBNコードがなくても買い取ります」 というところでしょう。
「ISBNとはなんぞや?」 という方のために補足をしますと、
このようなバーコード表示のことです。
案外、「つかわなくなったアンチョコ本」というのは、ISBNコードがついていないものですから、ほかの業者で買い取り困難だった書籍は、「レボブックストア」にお願いしてみるのも一手でしょう。
-7. m3のキャンペーンを利用する!
さて、みなさんはm3という医療情報サイトをご存じかと思います。
じつは、このm3でも買取キャンペーンが行われているのです。
正確には 『電子書籍への乗り換え』を前提としたキャンペーンのようですから、内容を精読していただく必要があります。
また、m3はSONYを運営母体としていますので社会的信用度の高いサイトですが、実際に買取を実施するのはm3がおこなうのではなく、m3と提携したノースフィールドという買取業者がおこないます。m3は仲介役のようなものですし、「ノースフィールドとの取引にはm3は一切の責任を負わない」と明記されていますから、m3自体の信用性を鵜呑みにしてしまわないようにしましょう。シンプルに不要書籍を処分したい方にとっては、上記に挙げたメディカルマイスター さんや 「専門書アカデミー」 さんの方が無難かもしれません。
このあたりについても こちらのサイトが詳しいのでお時間があればチェックしてみてください。
Ⅱ.ブックオフなどの大手古本屋に依頼!
次に紹介するのは、大手のリサイクル店です。
全国的に有名なのは、やはり『ブックオフ』でしょうか。
この店は言わずもがなでしょうが、様々な書籍を扱っています。
漫画本、新書、美術画、児童書・・・。ゲームやCDの類も扱っていますし、大型の店舗では衣類も扱っていると聞きます。
こうした店のメリットは、なんといっても大型チェーン店の安心感でしょう。
ブックオフはリサイクル店の値段の基準のような存在ですので、安値で買い取られても「まあ、仕方ないか」という気もちになります。
また、ブックオフも当然のように宅配買取サービスを行っているようですから、重たい段ボールを持って店舗まで行く必要はなさそうです。
Ⅰ.で挙げた専門書買い取り業者をとるか、行き慣れた大手古本屋をとるかは千差万別でしょうが、個人的にはまず専門書買取業者を検討してほしいな、と思います。
理由は、以下の二つです。
1) 医学書の価値を見慣れた業者と、娯楽系主体の中古本屋のただのアルバイトとで、とうぜん鑑定眼はことなる。
2) ブックオフでの高額買取はむずかしい。
とくに、2)の理由を挙げるとすると、店舗型のブックオフでは運営コストが莫大だからです。
昨今のメルカリなどに圧迫され、天下のブックオフも赤字業績が目立ちはじめました。
施設の維持費、人件費などに予算をとられてしまうため、高額な買取価格を設定しにくいのです。
それでも、ブックマニアとおなじく、
「雑多な物をいちどに売却してしまいたい、値段は二の次!」
という事情の方であれば、ブックオフの気軽さは捨てがたいものがあるでしょう。
Ⅲ. オークションに出品!
以前、当サイトでもお伝えした安い値段でクエスチョンバンクを買う方法を覚えているでしょうか?
この方法の逆を行う、という発想です!
買い手も売り手も同業者なので、互いに書籍本来の価値をわかりあえます。
したがって、
「素人の業者に鑑定されてしまい、本来は高額でしかるべき書籍が安く買いたたかれてしまう」
・・・という悔しい思いをしないで済みます。
その安全性もあるからか、”オークションを利用する”という売り方は、最近の学生たちに人気の方法のようです。
ただ、この方法には留意しておかねばならない点があります。
それは、
「買い手がいることが前提の方法」
だということです。
「何を当たり前のことを・・・」
と、お思いの方もおられでしょうが、よく考えてみてください。
オークションに売りに出したからといって、すぐに買ってもらえるわけではないですよね。
試験対策シーズンになって、初めて問題集や参考書を欲しがる買い手の人たちが現れ始めるのです。
ですから、メルカリやヤフオクは一種の博打のようなもので、高値で売れるかもしれませんが、全く買い手が寄り付かず、結局いつまでも不要な書籍が手元に残り続ける・・・なんてこともありうるのです。
そうした不良債権は、時間が経つほど他の業者での買い取り価格も下がっていきますから、決して有利な方法とはいえません。
メルカリの利点は、
●利用者が多い
●手続きがカンタン♪
といったところでしょう。
よくないことですが、授業中だろうとスマホがあれば取り引きが可能なシステムです。
ただ、医学書販売に限らないことですが、手数料の高さはややネックです。
手数料の内訳は、
●支払手数料 (購入者:100円;クレジットカードなら無料でポイントもGET♪)
●販売手数料 (販売者:売り上げの10%)
●振込手数料 (販売者:1万円未満で振り込むときに210円かかる)
と、なっています。
これに送料も込みになると、手数料は1000円ちかくにのぼるのでは。
とくに、「利益の1割がもっていかれる」のがデカいです。
消費税10%と同じ
なのですから。
よほど高く売れる書籍でなければ、手数料と送料でそれほど利益はえられないかもしれません。
ヤフオクには伝統があり、メルカリ以上の知名度を誇ります。
利用者も多いため、売れる可能性が高いといえるでしょう。
メルカリよりも手数料が安く済むのも魅力のひとつです。
・・・が、2019年に消費税があがってしまいました。これがすこし痛手です。
ヤフオクの手数料には、売り上げの8.64%のほかに消費税がかかるからです。
ヤフオクの規約上、手数料や消費税のぶんを販売価格に上乗せすることは禁じられていますから、増税後は単純に販売者の利益が減るだけです。
(みんな安く買おうと思っているわけですから、入札価格が高騰化することはないでしょう。)
それに、ヤフーのプレミアム会員になって月額498円を支払うのもそれなりの出費になります。
といって、会員にならないと、売り上げの10%を手数料としてもっていかれるため、メルカリ以上の損失になりかねません。
筆者個人の意見ですが、どうもオークションというのは、定期的に参加する方なら便利にみえるのですが、「単発で売って終わり」という方にはあまり向いていない気がします。
Ⅳ. --「まとめ」--
ここまで述べてきたことをまとめます。
医学書のような専門書の買い取り業者に依頼すれば高額買取を狙えます!
医学書がみっちり詰まった段ボールの持ち運びはする必要はありません。自宅でのんびりと買取業者が来るのを待ちましょう。
店舗型の古本屋は運営コストのぶん、買い取り価格が安くなる。
オークションは手軽だが、手数料が高く、確実に売れるとは限らない